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自分では、筋肉が伸びすぎた肩こりか、縮みすぎた肩こりかわからない

筋肉(筋繊維)の伸びすぎや縮みすぎによる肩こりは、どちらも筋膜が伸びすぎ、そして筋膜に分布した神経が伸びすぎて興奮して発生します。

 

筋繊維が縮みすぎると、筋膜は横に伸びすぎます。

筋繊維が伸びすぎると、筋膜は縦に伸びすぎます。

筋膜が伸びすぎることで、筋膜に貼りついた感覚神経も引き伸ばされて興奮し、脳は体の異常を感知するのです。

筋膜の伸びすぎを、脳は肩がこったとか、不快とか、痛いとか、危険とか感じます。

生体維持にとって良くないとか、早く修復が必要とか感じます。

 

ただ、残念なことに、脳が感じられるのは、筋膜が伸びすぎたということだけです。

筋繊維が縮みすぎているか、伸びすぎているかまでは感じられません。

脳は、筋膜が伸びすぎていることはわかりますが、筋膜が横に伸びすぎているのか、縦に伸びすぎているのかを区別することができません。

つまり脳は、筋繊維が伸びすぎた肩こりと縮みすぎた肩こりを感じ分けることができないのです。

言い換えると、自分では、筋肉が伸びすぎた肩こりか、縮みすぎた肩こりかはわからないのです。

 

ですから、筋肉の伸びすぎや縮みすぎによる肩こりを治すには、筋繊維が伸びすぎているのか縮みすぎているのかを調べることが、とても大切になってくるのです。

 

◆ちなみに筋膜は、縦横両方に伸びすぎることもあれば、斜めに伸びすぎることもあります。

これについては、次の記事をお読みください(こちらをクリック)。