肩こりを大きく分けると、次の2つに分かれます。
1 単なる筋肉疲労による肩こり
2 単なる筋肉疲労以外の肩こり
軽症なのは、単なる筋肉疲労による肩こりです。
筋肉を長時間使い続けると、肩甲骨周辺の筋肉に、酸素と栄養が不足し、また、乳酸などの疲労物質が蓄積し、作業能力が低下し、疲労感が生じます。
これが単なる筋肉疲労による肩こりです。
ただ、単なる筋肉疲労以外の肩こりの場合でも、筋肉疲労は発生します。
ですから、「すぐに肩がこる」、「何もしていないのに肩がこる」、「いつまでも疲労感がとれない」といった感じがしたら、単なる筋肉疲労以外の肩こりと考えたほうがよいでしょう。
単なる筋肉疲労による肩こりなら、筋肉を休めれば回復します。
入浴、軽い運動・ストレッチ、リンパドレナージュのようなマッサージ、血行を良くするような食事・サプリメント・ドリンクの摂取、クリームやジェルの塗布などで、回復を促進することができます。
筋肉を休めることでも、疲労回復を促進することでも良くならない肩こりは、単なる筋肉疲労以外の肩こりです。
単なる筋肉疲労以外の肩こりについては、放置すると良くない場合が多々あります。