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単なる筋肉疲労以外の肩こりには、内科的なものとそうでないものがある

単なる筋肉疲労ではない肩こりを分類すると、次のようになります。

 

1 内科的な原因による肩こり

2 内科的でない原因による肩こり

 

肩こりの中には、内科的な原因から生じる肩こりがあります。

 

◆感染症による肩こり

肩こりを起こす感染症には、風邪などの上気道感染、副鼻腔炎(蓄膿症)、虫歯や歯周病、口内炎、外耳炎・中耳炎などがあります。感染による炎症で筋肉痛や関節痛が生じて、肩こりを感じることがあります。

副鼻腔炎が治ったら肩こりも消えたとか、虫歯を抜いたら肩こりが治ったとか、そういうケースは少なくありません。

 

◆血流や血液の状態が悪くなる疾患による肩こり

低血圧、貧血、更年期障害(女性ホルモンの減少)、橋本病(甲状腺機能低下症)、糖尿病、肝臓疾患などで、血流や血液の状態が悪くなると、肩の筋肉に酸素と栄養が不足し、老廃物が蓄積して、肩こりを感じることがあります。

 

◆筋肉の異常緊張を引き起こす疾患による肩こり

パーキンソン氏病や脳性まひなど筋肉の異常緊張が起きる脳や神経の疾患、自律神経失調症やうつ病、不安神経症、対人恐怖症など心理的な緊張から筋肉にも異常緊張が生じる心療内科的な疾患、メニエル氏病(症候群)など、めまいやふらつきから筋肉に異常緊張が発生する内耳などの疾患、視機能が低下し、ものを見るために筋肉が異常緊張してしまう眼などの疾患などによって、肩こりが発生することがあります。

 

◆筋肉の緊張低下が起きる疾患による肩こり

やせてしまうような体質や疾患、筋肉に力が入りにくくなるような疾患によって、肩の筋肉が低緊張となり、なで肩になりすぎるなどして、肩こりを感じることがあります。

 

◆重篤な病気が引き起こす肩こり

心臓疾患、がん、脊髄や脊椎の腫瘍など重篤な病気があるとき、その病巣からの放散痛が肩こりとして感じられることがあります。

 

もし、あなたの肩こりが、「何もしなくても肩がこる」、「すぐに肩がこる」、「いくら筋肉を休めても治らない」といった肩こりで、内科的な疾患が思い当たるなら、まず、専門の医師にみてもらいましょう。

たとえば、微熱が続く、咳が続く、痰が出る、鼻がつまる、歯や歯茎が痛い、舌が痛い、口臭がする、耳鳴りがする、耳が聞こえにくい、物が見えにくい、目を開けているのがつらい、目が乾く、めまいがする、体がふらつく、立ちくらみがする、目の前が真っ暗になる、朝起きるのがつらい、気分がふさぐ、体が重だるい、手足が冷える、全身がぞくぞくする、手が赤い、手が黄色い、のどが渇く、トイレに何度も行く、力が入らない、物をよく落とす、まぶたが重い、汗をよくかく、歩きにくい、よくつまずく、恐怖や不安を感じる、急激に体重が減った、こういった症状が肩こり以外にもあれば、専門医にみてもらいましょう。

症状はあるけれど、どこに行ったらよいのかわからないという方は、当院にメールでお問い合わせください。わかる範囲でお答えします。

 

内科的な原因が思い当たらないときは、次の記事で紹介する内科的でない原因による肩こりかもしれません。

内科的でない原因による肩こりを理解し、それを治す方法を自分でやってみてください。

もし効果がなかった場合は、もう一度、内科的な原因を疑ってみてください。

ただ、内科的でない原因による肩こりを治す方法は、自分ではうまくできないこともあります。

うまくいかない感じがしたら、茨木の寺田接骨院に来てください。

内科的な原因による肩こりか、そうでないのかをみさせていただきます。

もし、内科的な原因が疑われるときは、どこに行くべきかアドバイスさせていただきます。

もちろん、内科的でない原因による肩こりなら、その際にできるだけ解消するように施術させていただきます。

 

内科的でない原因による肩こりについては、次の記事をお読みください(こちらをクリックしてください)